水墨画部門

水墨画部門

水墨画・墨彩画・俳画

中国に生まれ、鎌倉時代に禅宗とともに日本に伝わったとされる水墨画。墨の濃淡を主体とし、にじみやかすれを通じて万物を表現する、その風趣で深遠なる世界に魅せられる人は今も後を絶ちません。この部門では、東洋の伝統絵画である水墨画と、俳句の精神を表現した俳画作品を、流派・社中を超えて募集します。

選考委員会

実行委員は、審査結果と無鑑査の承認の任に当たります。

実行委員長
品川 惠保 公益財団法人国際文化カレッジ理事長
実行委員
河野 元昭 静嘉堂文庫美術館館長・東京大学名誉教授
実行委員
島尾 新 学習院大学教授
実行委員
町田 泰宣 公益社団法人日本南画院会長

審査員

審査は委嘱審査員の中から、当番審査員を選出して行います。

  • 審査委員長

    品川 惠保
    公益財団法人国際文化カレッジ理事長
  • 委嘱審査員

    五十嵐玉俊
    玉俊水墨画会代表
    伊藤 昌
    S会主宰
    打矢 悳
    悳墨友会主宰
    畝村 石道
    作家
    浦上 義昭
    (公財)日本美術院特待
    王 子江
    日本美術家連盟会員
    大竹 卓
    東京藝術大学非常勤講師
    岡原 大崋
    南宋画士
    岡村 南紅
    南北墨画会会長
    川端 豊次
    墨豊会主宰
    金 醒石
    醒墨会会長
    久山一枝
    新水墨画協会会長
    小林 東雲
    画道院主宰
    潮見 冲天
    (公社) 日本南画院理事長
    篠原 貴之
    篠原貴之水墨画塾主宰
    沈 和年
    上海美術家協会会員
  •  

    杉谷 隆志
    墨美会会長
    高橋 英男
    創造水墨画会会長
    千野 曜生
    群馬県水墨画美術会会長
    千葉 玄象
    全国平成水墨画協会会長
    根岸嘉一郎
    現代水墨画協会理事長
    濱中 応彦
    (社)日本水墨画美術協会理事長
    藤﨑 千雲
    千墨会主宰
    馬 驍 
    馬驍水墨画会主宰
    松井 陽水
    日本墨画協会理事長
    松本 深雪
    作家
    丸山 東子
    湖東会主宰
    村山 華凰
    日本水墨院理事長
    山田 大作
    近代水墨院会長
    姚 小全
    河北工芸美術学院客座教授
    吉見 公子
    遊墨民主宰
    王俊宇瀟
    俊恵書画研究会会長

*以上、敬称略 *委員は都合により変更・交代等する場合があります。

厳正な審査風景

出品者の努力の結晶である作品を、一作品ずつ確かな目で審査していきます。
審査会では先生方の意見が飛び交い、偏らない中正な結論を導き出します。

◯一次審査、二次審査は出品作品を一点一点細かなところまで確認して行われる

  • 審査風景
  • 審査風景

◯最終審査においても、選抜された作品を一点ずつ吟味し、討議の上、序列決定する

  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景
  • 審査風景

前回の上位作品

内閣総理大臣賞

  • 【作家の部】作家大賞

    〔題名:無垢〕 F30号
    本田 一誠 さん (東京都)

文部科学大臣賞

  • 【作家の部】作家大賞

    〔題名:不撓不屈三陸へ獅子踊〕 F30号
    昆野 芳行 さん (岩手県)

    《受賞者より》
     描く者と鑑賞する方の距離は、絵と目の距離ではなく、作者と見る方の心の距離だと思っております。今回の作品に『不撓不屈三陸へ獅子踊』と題名をつけましたが、本当は『無題』でもいいと思っております。何を感じるかは人それぞれで、作者が説明するよりも観る方が喜び、悲しみ、怒り、希望何かしらお感じいただければ、これほど嬉しいことはありません。
     水墨画をはじめて5年、日美展には前々回の総合水墨画展からですから、今回の作家大賞「文部科学大臣賞」は大変名誉に嬉しく思います。
     水と墨、これだけで風景、人物更には抽象画まで描く表現方法は日本の水墨画しかないでしょう。この無限の可能性をもつ『水墨画』に挑戦し続けたいと思います。

玉堂美術館賞

  • 【作家の部】作家準大賞

    〔題名:Honfleurの陽光〕 F30号
    獅子堀 開 さん (東京都)

    《受賞者より》
     玉堂美術館賞の通知を受け取った時、数年前、山種美術館で開催された川合玉堂展の滝の絵の前に立った時の感動がよみがえり、私の絵に目をとめていただいたことを大変うれしく思いました。
     今回の「Honfleurの陽光」の絵では、空間にくっきり浮かび上がるマストに張りめぐらされたロープをどう表現すればよいか、いろいろ試すのに時間がかかりました。
     今後は想念で描く絵、目に触れたものを描く絵などジャンルは様々ですが、旅が好きな事を活かし、記憶に残る風景を絵にし、そこで出会った人々との交流などを描いていきたいと考えています。アガサクリスティは80歳までがんがん書いたそうですが、彼女に倣い、いつまでも創作意欲を失わず、水墨紀行を描きためていきたいと意気込んでいるところです。

東京都知事賞

  • 【一般の部】大賞

    〔題名:枯蓮孤影〕 F30号
    内山 茂 さん (神奈川県)

    《受賞者より》
     晩秋の一日、上野・不忍池で枯蓮の荒涼とした風景を眺めながら構図を練りました。写真も何枚も撮り、それを参考に鴨の位置と大きさ、枯蓮と波紋が生み出すリズム感などを考えて画面を構成、さらに孤愁の感じが深まるように墨を入れました。一応格好がついたかなと思ってはいましたが、まさか大賞とは!
     66歳を目前に始めた水墨画。月刊誌『趣味の水墨画』を頼りに自己流で描きはじめ、その後、総合水墨画展へ出品、徐々に上位入賞ができるようになって、昨年の準大賞に小躍りしていたら、つづいて大賞。幸運としか言いようがありません。
     しかし、相撲にたとえれば、平幕で突然優勝したようなものです。早く三役になって、毎回の優勝争いに絡めるような実力をつけたいと願っていますが、それには「相撲を取らないかぎり勝つことはない」と肝に銘じ、地道に続けるしかないと心得ています。

東京都議会議長賞

  • 【一般の部】大賞

    〔題名:紫陽花〕 F30号
    菊池 隆 さん (茨城県)

    《受賞者より》
     6月上旬、日美展事務局より最終審査結果が届きました。開けてみましたら「大賞・東京都議会議長賞」と書いてありました。
     はじめ大賞ってピンときませんでした。大賞ってあの大賞?
     昨年、初めての応募で秀作賞をいただきましたが、2回目の応募で大賞、あり得ない。何かの間違いでしょうということで、とても信じられませんでした。急いで昨年の作品集を開いて作家部門の大賞・準大賞があり、そして一般の部も2名の大賞受賞がいることを確認して、「おいおい、とてつもない賞を頂いてしまったぞ」と実感した次第であります。
     家内が大喜びで親戚や知人に連絡。私も中学や高校の友人、そして水墨画サークルの仲間にお話しし、祝賀会を開いていただきました。
     これを機に、今まで暇潰しの水墨画から、ほんの少し意識して作品づくりに精を出したいと思っております。ありがとうございました。


無鑑査出品

  • 無鑑査

    〔題名:怒涛〕 F50号
    高垣 義光 さん (奈良県)

  • 無鑑査

    〔題名:宴〕 F50号
    久保 守近 さん (徳島県)

  • 無鑑査

    〔題名:春行〕 F30号
    赤池 双美 さん (東京都)

  • 無鑑査

    〔題名:飛躍〕 F30号
    富永 成風 さん (京都府)

  • 無鑑査

    〔題名:日本人のこころ〕 F30号
    河合 琢真 さん (千葉県)

  • 無鑑査

    〔題名:融解点〕 F30号
    吉岡 求里 さん (神奈川県)

  • 無鑑査

    〔題名:遊泳〕 F30号
    小野間 ゆき さん (新潟県)

あなたの作品も一冊の本に掲載される【作品集】も刊行!

会場に展示された≪すべての公募作品≫を収録した豪華作品集も同時刊行します。
予約販売ですので品切れの心配もありません。
あなたの作品が掲載された画集は、大切な記念になります。

ご受賞の名誉を祝福する表彰式と親睦会(パーティ)

表彰式では、審査員の先生方をお招きして、ご受賞の名誉を祝します。

本展は、ご受賞された皆様の栄誉を祝福するために、毎年、盛大な表彰式を行っています。
本式典には、入選以上の方なら、どなたでも無料でご参加いただけます。(要・申込み)

親睦会(パーティ)では、上位作品のスライド映写や抽選会など…楽しい企画とともに、全国の同好の仲間と料理を囲んで素敵な時をお過ごしください。

  • ご出品者同士、ご家族同伴などでお食事を楽しまれました。

  • 席上揮毫などのイベントも懇親会の場を盛り上げます。

  • 審査員の先生が心を込めて描かれた直筆色紙(額入り)が抽選で贈呈される幸運も!

表彰式の後に催す親睦会(有料)では、全国の同好の仲間と料理を囲んで楽しいひと時をお過ごしいただきます。このパーティでは、会場内のスクリーンに上位作品を上映しながら審査員の先生方にポイントを解説していただく「スライド映写会」や、魅力ある景品の数々が当たる「お楽しみ抽選会」も。毎年、楽しい企画が用意されています。(要・申込み)

【ご注意】
本巡回展は、国立新美術館での【全国公募 第2回 日美展】とは別の行事になります。
会期・会場はそれぞれ異なりますので、ご注意ください。

玉堂美術館巡回選抜展

名 称
玉堂美術館巡回選抜展(仮称)
対 象
水墨画部門上位賞より選抜(作家の部大賞・一般の部大賞。作家の部準大賞の一部。)
会 期
平成30年9月6日(木)~10月8日(月・祝)
時 間
午前10時~午後5時(ご入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合、その翌日)
会 場
玉堂美術館 第二展示室
主 催
一般財団法人 玉堂会(玉堂美術館)
協 力
公益財団法人国際文化カレッジ
概 要
今回展おいて、水墨画部門上位入賞に選抜された作品から、審査員により「玉堂美術館巡回選抜展」作品を推薦する。作家の部大賞、一般の部大賞、作家の部準大賞「玉堂美術館賞」対象作品は推薦し、上記以外の作家の部準大賞より6点ほどを選抜する。該当者には本展審査結果通知後に、【対象選定通知】及び【展示承諾書】を送付し、本人の同意をもって、展示を確定する。なお、第一回選抜通知によって、展示承諾をしない被推薦者が発生した場合、次点の推薦者に通知を行う。
入館料
所定の入館料が必要です。詳細は玉堂美術館ホームページをご確認ください。
玉堂美術館ホームページはこちら

ごあいさつ

玉堂美術館 館長 小澤 萬里子

 私共では、毎年「玉堂美術館賞」を設けていただき、長年の交流をさせていただいております。昨年、「なにかご一緒できることはないか」と、初めて選抜展を開催させていただきました。直近での決定でありましたため、特に大きな広報もできず、ご出品の皆様でも、おそらくご存知であった方は少なかったかと存じます。

 昨年は、それでも予想以上のご反響をいただき、選抜作品の作者をはじめ、ご関係の皆様にも喜んでいただきました。そのことが私共としても大変うれしく思いました。

 東京の奥座敷「御岳渓谷」は、川合玉堂が愛し、晩年を過ごした地でございます。私共の「玉堂美術館」はその風光明媚な渓谷沿いに立地し、四季折々の美しい自然に囲まれております。
 今回の巡回展を機に、ぜひ、皆様も玉堂の作品をご観覧くださり、心安らぐひと時をお過ごしくだされば、幸甚に存じます。